ウォークマンのUSB DAC機能を使って、パソコン上でDSD音源のネイティブ再生をできるようにする

一年ほど前に新しいDAP(デジタルオーディオプレイヤー)として、SONYウォークマンNW-ZX300を購入しました。
NW-ZX300は、DSD音源のネイティブ再生に対応しています。

というわけで今回はNW-ZX300のUSB DAC機能を使って
パソコン上でDSD音源のネイティブ再生をできるようにしてみたので、それを備忘録として残しておきます。

※ちなみに、私はオーディオ関連は全く言っていいほど詳しくないので言ってることが間違ってるかもしれませんが、ご了承願います…


ここでは音楽再生ソフトはfoobar 2000(無償で使用可)を使います。

まず音楽再生ソフトの foobar 2000 を以下からダウンロードしインストール。
http://www.foobar2000.org

Windowsの場合「USB-DAC機能用ドライバー」が必要なので
以下のSONY公式サイトから NW-ZX300 用のドライバをダウンロード。
https://www.sony.jp/support/walkman/download/driver_usbdac/
解凍しインストール

※自分の環境では、使用許諾契約書に同意したにも関わらず[インストール]ボタンが現れず[キャンセル]をしましたが、なぜか普通にインストールされていました…。
バグなのか自分の環境が悪いのかわかりませんが、とりあえずインストールできたので進めます。

これでFLACやWAVはデフォルトの状態でも再生可能になりますが
DSD再生には ASIO support と Super Audio CD Decoder(2019年10月11日現在の最新版はfoo_input_sacd-1.1.4) が必要となります。

なので前者は以下から
http://www.foobar2000.org/components/view/foo_out_asio

後者は以下からのページからダウンロードします。
https://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/foo_input_sacd/

それぞれ事前にZIPファイルを解凍し
foobar 2000 で [Files] -> [Preferences] を実行。
現れた設定パネルの左上にある [Components] をクリック。

画面下部にある「Install」ボタンを押して
前述したコンポーネント

* foo_out_asio.fb2k-component
* foo_input_sacd.fb2k-component
* foo_dsd_processor.fb2k-component

を選択し、[Apply]ボタンをクリックします


DSDTranscoderInstall-1.0.10.exe を以下からダウンロードしインストールします。
(2019年10月11日現在の最新版は1.0.10ですが新しいものがリリースされていたらそちらを選んでください)
https://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/dsd_transcoder/

foobar 2000 で [Files] -> [Preferences] -> [Playback] -> [Output]
Deviceで「DSD : ASIO : DSD Transcoder (DoP/Native)」を選択します。

[Playback] -> [Output] -> [ASIO]を選択し
ASIO driversの「DSD Transcoder (DoP/Native)」をダブルクリック。

ASIO Deviceから、DSD Native方式に対応したDAC(この場合 Sony Audio Driver)を選択し
「DoP xxx」となっている右側の項目をすべて「DSD」にします。
その後「Close」をクリックします。

[Tools] -> [SACD] でOutput ModeがDSDになってることを確認します。
DSDになっていなかったら、DSDに変更してください
これで完了です。

あとは、ZX-300を付属の専用ケーブル(WMポート―USB B)でパソコンに接続しUSB DAC機能を有効にします。

あとは foobar 2000 にDSD音源をドラッグ&ドロップするなりすれば
ウォークマンのバランス接続したイヤホンやヘッドホンから音楽が再生されます。


— 参考 —
参考にさせていただいたサイト様方の方が丁寧な説明と画像付きで分かりやすいと思います。

DSDネイティブ再生(foobar2000; SACD Decoder 1.0.7以降)
https://www.nihongoka.com/nihongoka/dsdネイティブ再生foobar2000-sacd-decoder-1-0-7以降/

DSD再生の設定:DSD Native方式の場合

DSD再生の設定:DSD Native方式の場合

2013 in preview (WordPress.comの年間まとめレポート)

WordPress.com 統計チームは、2013年のあなたのブログの年間まとめレポートを用意しました。

概要はこちらです。

ルーブル美術館には毎年850万人が訪れます。2013にこのブログは約130,000回表示されました。ルーブル美術館と同じだけの来場者が訪れるには約6日かかることになります。

レポートをすべて見るにはクリックしてください。

2013年、今年一年のまとめ

今年も残りわずかと云う事で今年一年。

2月12日、ロシアに隕石が落下したのとか
3月2日~19日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)開催

4月4日、日本銀行が量的・質的金融緩和の導入を発表、直後に円安が進む。
5月には一時、103円台を回復。

6月26日に日本の富士山が世界遺産に登録された

9月7日には、2020年の五輪開催都市が東京に決定した。

9月14日、3DSソフト「モンスターハンター4」が発売

9月19日、JR函館線大沼駅構内でJR貨物の貨物列車の貨車17両のうち、4両が脱線

10月22日、阪急阪神ホテルズが食材偽装問題発覚。
これ以降「ザ・リッツ・カールトン」など続々と食材偽装問題が発覚。

11月、Sony Computer Entertainment Inc. (SCE) がPS4を発売。
15日が米国とカナダ、欧州等が29日等々…日本は2014年2月22日と何故か滅茶苦茶遅い。

11月20日、西之島付近から噴火し、西之島新島が出現。

12月4日、日本の伝統的な食文化が無形文化遺産に登録される。

アベノミクスにより日経平均株価が16,000円台を回復。
円相場が、5年3カ月ぶり1ドル105円台に

東京五輪開催決定とか、食偽装問題(食偽装問題ではない)とか、Twitterで店員が冷蔵庫に入ってる画像を上げて炎上だとか
西之島付近から噴火で西之島新島が出現したのが11月20日と今年の最後の方だったので
一番記憶に新しい。

12月15日、黒子のバスケの連続脅迫事件の犯人が逮捕され、同26日に威力業務妨害で起訴。

いやー、こうやって見ると色々とあったんだなー。

さて、来年は午年。
元旦はニューイヤー駅伝、2~3日は箱根駅伝を炬燵で見るのが楽しみで仕方がない。

それでは、良いお年を

12月はこれ以外何も記事を書いてないっていう…

一ヶ月ぶりのブログ更新

ブログを書くのは、一ヶ月ぶりですね。
体調はまだ本調子に戻っていないので、しばらくは更新頻度が低くいままだと思います

という訳で、かなり前にメモしておいて、そのままだったものを一挙大放出。
気になった記事とか、個人的に面白いと思った記事のリンク集ですが

すごい物を見てもへこたれない人

「より速く適切に学べる人」:その理由 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

「努力できる人」は脳が違う « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

「我慢できる人」は脳が違う? « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

「意志の力」が減っていく理由


差別の根源は「否定的な連想を持ちやすい感受性」:研究結果 « WIRED.jp Archives

なぜ不機嫌になるのか:自制心と怒りの研究

外国語で考えるほうが合理的:研究結果 « WIRED.jp

「震災後、津波への警戒感が低下」その理由 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム


個人的に気に入ってるもの

「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』

読み易いブログを書く為に私が気を付けてる事(後編)

前編からの続き

難しい単語は「漢字」ではなく「ひらがな」を使ってみる

私の場合あまりこれはやりませんが(勿論、かなり難しい漢字では平仮名に直す場合もあり)
多くの人に見てもらう事を意識する場合は「漢字」ではなく「ひらがな」を使うと良いかもしれません。
一般的に難しい漢字を含む文章は読みにくいです。。

せっかくテンポ良く読んでいたのに、読めない漢字にぶつかり
また読み始めるが、また読めない漢字にぶつかるの繰り返し。

これでは読者がストレスを感じます。

一般的に漢字が多く登場する文章は、基本読みづらい上に
堅苦しい印象を与えます。

逆に程良く「漢字」を「ひらがな」にすれば
読み易さと文章の柔らかさを表現する事ができます。

「折角」を「せっかく」に
「」
「平仮名」を「ひらがな」に
「片仮名」を「カタカナ」に

あとは「使用する」を「使う」に替えてみたりとか
これは漢語由来を大和言葉に置き換えて、柔らかさを出すだけでなく
文字数も4文字から2文字に減ってかなりスマートな文章になりますね。

アルファベットは基本的に半角で統一

これは個人的な理由なんですが、半角と全角が混じり合ってるのは
少し見栄えが悪いと感じます。なので個人的に半角に統一しています。

GoogleやYahooなどの固有名詞的な英単語はカタカナ英語にしない

これも同様に個人的な理由。
つまり Google を「グーグル」、Yahooを「ヤフー」と表記したりしないってことです。
何て言うか、私は基本的に名前や社名などの固有名詞は、出来る限りそのままにしています。

文の流れを意識する

文の流れを意識するとは、簡単に言うと「起承転結」みたいなことです。
結論が最後にくることもあれば、わざと結論を先に行ってしまう
(記事タイトルで結論を言ったり)など
記事によって、タイトルを変えたり、文の構成を変えてみたり。

画像を入れる際はデータサイズに気を付ける

あまりに大きいデータサイズの画像を乗せると、表示されるまで時間が掛かり
あまりに時間が掛かると読者側に苛立ちを与えてしまいます。
また、クライアント側だけでなく、サーバー側の回線の帯域に無用な負荷をかけて
その回線を使っている他のサーバーまで重くしてしまいます。

ある程度画像を小さくしたり、縮小画像をクリックすると拡大画像が表示されるなど
工夫したりするのが最善だと思います。


一番大切なこと

以上。
二つの記事に渡り、つらつらと野別まくし立ててきましたが
あまり制約を付けてしまうと自分の思う様な事が書けなくなってしまい
本末転倒になってしまうので、一番は自分の書きたいことを自由に書く事だと思います。
私も勢いでブログを書いてしまっている部分もありますしね (この記事もそう)

ブログ(Blog)とはもともとWebとLogを合わせたWeblog(ウェブログ、)という単語が
省略化してできたものです。

「Web上の記録、日記、雑記」という言葉から始まったんですから
単なる殴り書きだろうが、日常の不満をぐちぐち書こうが、備忘録として残そうが
写真と一緒に自分の生活を記録しようが、コミュニケーションの道具に使おうが

どんな風に使おうとも自分の自由です。
(もっとも、コミュニケーションとしてのブログは、より手軽なTwitterやFacebookとかのサービスの方に流れてしましましたが)

またどんなペースで書こうとそれも自由です。毎日書いても良いし、一週間に数回・一回でも
はたまた数週間に一回でも。

そんなまっさらな自分専用の白紙に自由自在に書ける…
それがブログの醍醐味なんじゃないかなと感じました。

読み易いブログを書く為に私が気を付けてる事(前編)

人には様々なブログの書き方があると思います。
勿論、書き方など一々気にせず、自由に自分が書きたいことを書いている人もいるでしょうし
逆に、こういう書き方に気を付けてる或いは、ここは必ずこうしてるって人もいると思います。

そこで、今回は私がブログを書き上で比較的意識して気を付けている
或いは、意識して気を付けたことががある部分を記事にしたいと思います。

簡潔な文章

出来る限り、無駄な表現を省いてすっきりした文章を書いてる(ように努力してます)
元々、備忘録目的の自分向けブログなので
です・ます口調すら省いて、もっと断言口調的なものにしようかなとも思ってましたが

説明や読者向けは、です・ます口調、自分の心情なんかはその他みたいな
入り乱れた感じになりました。

しかしながら、出来る限り簡潔にするというのはいつも気を付けていたりします。

適度な句点、読点。あと「かぎかっこ」を上手く利用する

句点や読点は言わずもがなですね。

例えば
このように「かぎかっこ」がある文章だと少し読み易くなります。
ひらがなが続いたりする場合は単語を「かぎかっこ」で括り、読み易くしてみると
自分にも、また読む相手方にも良いかもしれません。

適度な改行

基本的には、3~4行の間に1行開けることの繰り返しですが
見易さ重視で2行とか1行にしたりもします。

この様に3~4行程度の文の塊に、1行開けて
たまに文章が1~2行の部分をちょくちょく入れる事で
見易くしていたりしています。

見出しで適度な区切り

文章が長くなりそうなときは、大きな見出しなどで区切ります
例えば「何かをインストールするまでの手順」を記事にするとしたら
「ダウンロード手順」
~説明~

「インストール手順」
~説明~

のような感じにします。

記事を長くし過ぎない

ダラダラと長くなりそうな文章は正直、面倒ですよね。
全部読もうとすると疲れてしまいます。

話が逸れますが、人間の集中力は一時間半程度らしいです。
ブログを訪れた人は、他のサイトなども見ていることから
集中力をすり減らしているので、一回読むのに10分以上集中が必要になる記事は
どんなに詳しくても途中で飽きてしまうばかりでなく、読んでいる人にも内容が伝わり難いです。

なので、長過ぎる場合は1つの記事を複数の記事に分割してしまう。
前編・後編的な感じで。
三つ以上に分割してもいいかもしれません。
ネタの節約にも繋がるし

そういう訳で、長くなりそうなので今回はこの辺で終わりにします。
続きは後編にて。

「財政の崖」についてメモ

最近、米国の「財政の崖」という問題をよく聞くようになり
興味があったので具体的にどんな問題なのかを調べてみました。

すると、こちらの記事で詳しく載っていましたのでメモメモ。
よく聞く米国の「財政の崖」とは?ページ1
よく聞く米国の「財政の崖」とは?ページ2

そういう訳で自分なりにまとめ
(あくまで自分で調べたものであり、私自身は専門家ではないのであってるかどうかは分かりまんが)

財政の崖(英:Fiscal Cliff)とは

* ブッシュ前政権時代から続けてきた「減税措置」が年末で期限を迎える(=事実上の増税)
* 膨れ上がった財政赤字を減らす為の、大規模な歳出削減

上記の二つが同時に起こる事で、米国の景気や経済が一気に冷え込んでしまうので
来年前半期、3%近いマイナス成長になってしまうのではないか…

という事らしいです。

政府から仕事を請け負ってきた関連企業も多いので
大規模な歳出削減すると、それらの企業の仕事が無くなってしまい…
仕事がなければお金も入らず→景気後退になってしまう訳ですね


そして、米国は世界経済とも密接に結びついている為
万が一、米国がマイナス3%成長などに陥れば…
世界経済も多大な影響を及ぼします。

欧州債務危機は、ギリシャの巨額の財政赤字だけではなく
南欧(スペイン、ポルトガル、イタリア)やアイルランドといった国々も
実はかなり経済状況が厳しい訳で
なんとか足並みを揃えて解決を図ろうとするも、反対などや食い違いにより実行できず…。
何より、ドイツとフランスというEUの中核を担う国が、それぞれ債務危機対応で食い違ってるんですよね。

世界経済はただでさえ「欧州債務危機」のゴタゴタが続いている状況で
更に、中国などの新興国の経済成長が失速しているという不安材料が多い中で
今度は米国!?になれば、かなり危機的な状態になりかねませんね。

2011年国内総生産(GDP)上位20カ国まとめ

何となく気になったので調べてみました。
Wikipediaにも一覧はあるんですが、15位以下が載ってなかったので
自分で以下のサイトを参考にしました。
Report for Selected Countries and Subjects

備忘録なのでもしかすると、誤りがあるかも…。


2011年 国内総生産(GDP) / 100万ドル単位

1. アメリカ (USA) — 15,094.025
2. 中国 (China) — 7,298.147
3. 日本 (Japan) — 5,869.471
4. ドイツ (Germany) — 3,577.031
5. フランス (France) — 2,776.324
6. ブラジル (Brazil) — 2,492.908
7. イギリス (UK) — 2,417.570
8. イタリア (Italy) — 2,198.730
9. ロシア (Russia) — 1,850.401
10. カナダ (Canada) — 1,736.869

11. インド (India) — 1,676.143
12. スペイン (Spain) — 1,493.513
13. オーストラリア (Australia) — 1,488.221
14. メキシコ (Mexico) — 1,154.784
15. 韓国 (South Korea) — 1,116.247
16. インドネシア (Indonesia) — 845.680
17. オランダ (Netherlands) — 840.433
18. トルコ (Turkey) — 778.089
19. スイス (Switzerland) — 636.059
20. サウジアラビア (Saudi Arabia) — 577.595

創造性は憂鬱から!?クリエイティブな思考における面白い心理

ちょっとキャッチーなタイトルにしてみました。
たまにはこういうのもいいですよね。

さて今回は、創作性やクリエイティブと言ったテーマで
個人的に面白い!興味深い!と感じたリンク先のまとめです。

クリエイティブな趣味や仕事をしている人であれば
共感できる部分や参考になる部分も多いはず。

創造性のダークサイド:心理 学研究 « WIRED.jp Archives

クリエイティブな仕事に携わる誰もが経験する「ギャップ」問題 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

「距離」と創造性:休暇が大切な理由 « WIRED.jp Archives

「やる気」が出て「いい結果」も出る3つのスイッチ : earth in us.

まとめ

何かを創造する過程において最も必要なのは、粘り強さや熱心さ、集中力。
憂鬱な気分は人間の意識を変え、より細かな注意力を生み出す。

逆に、幸福な(気分が良い)時には「ひらめきの瞬間」が20%ほど出やすい傾向もある。

クリエイティブな思考が要求される場合、金銭・報酬は逆にパフォーマンスを悪くする。
即ち、金銭でやる気を出すのは逆効果。

私も趣味でクリエイティブな事を現在進行形で続けて、分かった事が一つあります。

上手くできず苦しんで、苦しんで、もがいて、もがいて…
そして、やっと上手く出来たと思ったらまた次の壁にぶち当たって…

でもそうやって挫折しかけて、それでも挑み続けて
上手く出来た時ってすごく嬉しいんですよね。

自分が好きなものだからこそ、情熱を傾けられるし、一方で妥協もしたくない。
だから上手く出来ると嬉しいくて、上手く出来ないと悔しいのかもしれません。

でもこれが、どんな困難があっても立ち上がる粘り強さ
そしてこれを続けられる情熱と熱意なのかも。

そうやってちょっとずつ前進していって成長していくんだなぁ私はと思います。

最後に

私の好きな言葉に、将棋士の羽生さんの言葉があります。

以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。
しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。

報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
―『決断力』 (羽生善治)

ATRAC 3plusの音楽ファイルをPSPに転送する方法

さて、一般的に広く使われている音楽形式と言えば
ご存知、MP3やAAC、WAV、WMA、Vorbis(Ogg Vorbis)などが思い浮かぶと思います。
(Vorbisはマイナーな部類に入るかもしれません)

しかしながら、世の中にはSonyが開発し普及を狙い失敗したATRACなる
マイナーな音楽形式があります。

実は、かなり前に友人から音楽ファイルを送られたことがあったんですが
そのファイルが ATRAC 3plus (.oma)で、ATRACに対応していないWIndows Media PlayerやiTunesでは再生できず

更にはPSPに直接ドラッグアンドしてもPSPが認識しないというものでした。

当時はPCにあまり詳しくなかったもので
そのまま分からず仕舞いでした。

勿論、ググってはみたんですが面倒そうだったんで
そのまま放置してました。

それから幾年月が過ぎて、ようやく分かったので
その方法を備忘録として残しておきたいと思います。


当方の環境では、メーカー製のPCにプリインストールされている
音楽プレイヤー「BeatJam」とATRACに変換するエンジンである「Sony Media Library Earth」がインストールしてある環境を使うので
それらがインストールしてある事を前提としています。

まず、「BeatJam」を開く。
次に「BeatJam」で転送したいATRAC 3plus ファイルを開く

PSPをUSBコネクタでPCに繋いで、認識させる。
(注意点として、あまりに音楽ファイルが多いと読み込みに時間がかかり
半ばソフトがフリーズした状態になるので注意)

そのまま転送ボタンをクリック。
以上で完了です。

後は、PSPをPCから接続を切断し、USBコネクタを取り外します
「ミュージック」の「Drop Playlist」の中に先ほど転送した音楽ファイルがあるので
あとは再生するだけです。


当時は、メーカー製のPCに「BeatJam」と「Sony Media Library Earth」なんかが
前もってインストールしてある事すら全然知らず
それらを使って再生できる事、PSPに転送する事が可能であることも知りませんでした。

因みに、現在のSonyはATRACに見切りをつけたようで
ATRACに対応しているのは、WALKMAN以外ではPSPやソニーエリクソン製の携帯電話くらいだそうです。

あと、ATRAC 3plusをMP3とか他の形式に変換する事も出来るみたいですが、
ATRAC 3plusは非可逆圧縮であり、それをまた非可逆圧縮であるMP3に変換するので
更に音楽データの欠損が増えるしてしまうんですよね。(即ち、事実上の音質の劣化)